こんにちは、
暑い毎日ですね。平年より10日も早く梅雨があけました。
いくらなんでも、エアコンに頼らなければ熱中症になってしまいそうです。
異常気象?いやいや観測史上三番目だそうですから、
そんなに特別では無いんでしょうか。
昔はどうしてたんでしょうね、
広い庭や近くの田んぼから吹いてくる風。
深い庇のある茅葺の屋根。大きな開口の障子を吹き抜ける和室。
土間のある暮らし。
打ち水。井戸水。
風鈴。すだれ。うちわ。
縁台。夕涼み。浴衣。すいか。
どうです、涼しくなりましたか?
大きなお屋敷でもなければ難しいかもしれませんが、
どこのお宅にもあるのが土間。
そうです、床下には涼しい地面があるんです。
そこで今回は、「地熱」のお話です。
ずっと自然素材にこだわって家づくりを考えてきて、
十数年前にセルロースファイバーと出あいました。
安全で健康な室内環境が実現出来てきました。
でも、温まった室内を冷やすのは高断熱住宅にとってちょっと厄介です。
『みずしまの家』を建てられたお客様で、
冷暖房無しで生活されているF様のお宅のあらゆる所に、
温湿度センサーをつけさせていただきました。
約1年間のデータを見たとき、床下の温度が意外に一定でした。
その時、ふっと思いました。
きれいな室内の空気をダイレクトに地中に送って、戻せばいいんじゃないの?
「みずしまの地熱システム」です。
地熱利用のシステムはたくさんありますが、
どれも複雑に熱交換器を使ったり、蓄熱層を必要としたり、
何よりコストがかかります。
エアコン1台分くらいで出来るシンプルな方法を考えました。
すでに5件のお宅に設置しました。
当初懸念された、結露問題もクリアしました。
特許も何も取ってません、シンプルすぎて笑っちゃいますよ。
こんなステンレス管を地中に埋め込んで、
室内で給排気をするだけです。
地中のひんやり感がそよそよ伝わってきます。
実際、今年のような猛暑でどうなのか?
お宅を訪問してお聞きしてきますね。
ではまた。
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